ネット通販の商品口コミを調べる時に注意したいこと
現代は身の回りの様々なものをネットで購入することが当たり前となっています。多くの人が購入時に参考にするものとして口コミやレビュー情報が挙げられます。同じような価格で、ほとんど同じスペックの商品が2種類あれば、より良いものが欲しいと思うことはなんら不思議なことではありません。そこで気を付けていただきたいことは、特にネットに掲載されている口コミやレビュー情報には嘘も交じっていることです。
Amazonのさくらレビュー問題を耳にしたことはありませんか?やらせレビューとも言われ、粗悪品をさも良品であるかのように見せかける行為を指します。現在はAmazonの規約で定められた禁止事項に該当するため、さくらレビューを依頼した出品者も、レビューを書いた購入者もアカウント停止や削除などの重い罰を受ける行為です。しかし、いまだにさくらレビューは減らず、クラウドソーシングやSNSなどで堂々とさくらレビューに執筆依頼が行われています。また、Amazonアカウントにメールアドレスを紐づけしていると、昼夜を問わず怪しい「レビューを書きませんか」という依頼が届きます。
さくらレビューがなくならない理由には、高評価であればたとえ聞いたことのないブランドの製品であっても売れてしまうためです。確かに、聞いたことのない会社の製品であっても、高評価レビューが100や200ついていれば「これは信頼してもいいかも…」と感じてしまいますよね?そこが大きな落とし穴です。
ウソの口コミやレビューに騙されないためには、ウソを見抜くコツを知る必要があります。
・これさえ知っておけば騙されない!ウソを見抜くコツ
「嘘を嘘と見抜ける人でないとインターネットを使うことは難しい」という言葉をご存じでしょうか?昔、某ネット掲示板が発端で事件が起きた際、当時の管理者が発言したもので、インターネットというものを端的に表した「名言」として今も語り継がれています。最近はSNSが情報発信媒体として大きな力を持っていますが、一方でデマやガセが真実であるかのように拡散されてしまう点を考えるとやはり、ウソを見抜く力を身に着ける必要があります。
幸いなことに、口コミやレビューはウソを見抜きやすい情報です。コツさえつかめば誰でもウソを見抜くことが可能です。
<全体評価の偏り>
本当に良い商品であれば、星5評価が最も多く、星1評価が最も少なくなります。星5評価が突出して多く、次に星1評価が目立つ商品は十中八九粗悪品です。ちなみに星4~2評価が全体的に多ければ、その商品は無難であると考えられます。
<レビュワーのレビュー傾向>
Amazonのように今までレビュワーがどのような情報を投稿しているか見られるサイトであれば、過去のレビューを閲覧しましょう。同じ日に複数の商品レビューを投稿している場合は多くの場合さくらレビュワーです。また、さくらレビューには文字数下限があることも多く、商品スペックなどでレビューの文字数をかさ増ししている場合はまずさくらレビューであると考えて問題ありません。
<口コミ・レビューの記述>
現在は少なくなりましたが、以前は外国語をそのまま日本語に翻訳したような、文法的には誤りはないものの、意味の通じない文章が多くみられたものです。感嘆符を多く使っているものや、「私はこれを私の知る多くの人にすすめます。」のような、日本語的に不自然な記述のあるレビューが多く見られる商品は購入しないほうが良いでしょう。
他にも、なんでも広く扱っているサイトではなく、専門通販サイトのレビューを確認するのも良いでしょう。しかし専門通販サイトの中には「レビュー投稿で送料無料」のようなキャンペーンを行っている場合もあるため、そちらも注意が必要です。数は少なくとも信頼性が高い情報を知りたければ、いっそのこと価格比較サイトの口コミ情報を参照するのも良いでしょう。たとえばコンタクトレンズであればSILCHIKAというサイトがあります。こちらにはコンタクトレンズの口コミ評価だけではなく、掲載されている通販ショップの口コミ情報も確認できるため、コンタクトレンズユーザーにとっては非常に利便性が高いサイトです。